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2006年10月29日 (日)

同軸ケーブルのシールド

今回のタワー建設に合わせて同軸ケーブルも全て交換しました。

今回もファラデーシールドのケーブルを使いたかったのですが、もう製造中止になってしまったので似たような製品であるスパーク電波工業の8DSFB/SWSを使用しました。

Dsc00362

この写真ではよくわからないかと思いますが、通常の同軸ケーブルの外側にさらに2重のシールドを被せてあります。見えているシールドがそれです。

Dsc00365

このシールド部分をアースに落とすため専用に銅版を埋めて、そこから約35cm幅の銅版を地上に出しました。その銅版を90度曲げてその上にシールド部分がくるようにしました。

Dsc00366

その上に波型に成形した銅版をのせて、リベットとボルト、ナットで挟み込みました。

Dsc00367

次に雨が入らないようにシリコンでコーキングしました。

Dsc00371

今はサンデーPETという製品の中で板厚が薄い物を使って上から被せてあります。これで多少の雨なら防げそうです。クランクアップタワーのモーター部にも大きい物を被せてあります。

このようにすることによって同軸ケーブルのシールドにノイズが混入するのを防ぐことができます。またシールド部分からの不要輻射もかなり減らすことが出来ます。

Dsc00250

Dsc00251_1

埋めた銅板はこのような形になっています。

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コメント

いゃぁ、これでアンテナ系は完成ですね!!
これだけしっかりとしたアースは初めてみました。きっとインピーダンスが低くてノイズに効きそうなアースですね。
幅広銅板で引き出しているのも凄い!ですし、3軸同軸の設置方法も完璧ですね。

新しいタワーとアンテナ、随所にコダワリがあって、とても参考になります。FB DX

投稿: JI1ANI 福井 | 2006年10月29日 (日) 14時22分

福井さんありがとうございます。

今回はインターフェアー対策を出来る限りやるというコンセプトでやりました。

これ以外にも対策してますので、おいおい書いていく予定です。

投稿: JF1UVJ 水村 | 2006年10月29日 (日) 15時22分

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