同軸ケーブルのシールド
今回のタワー建設に合わせて同軸ケーブルも全て交換しました。
今回もファラデーシールドのケーブルを使いたかったのですが、もう製造中止になってしまったので似たような製品であるスパーク電波工業の8DSFB/SWSを使用しました。
この写真ではよくわからないかと思いますが、通常の同軸ケーブルの外側にさらに2重のシールドを被せてあります。見えているシールドがそれです。
このシールド部分をアースに落とすため専用に銅版を埋めて、そこから約35cm幅の銅版を地上に出しました。その銅版を90度曲げてその上にシールド部分がくるようにしました。
その上に波型に成形した銅版をのせて、リベットとボルト、ナットで挟み込みました。
次に雨が入らないようにシリコンでコーキングしました。
今はサンデーPETという製品の中で板厚が薄い物を使って上から被せてあります。これで多少の雨なら防げそうです。クランクアップタワーのモーター部にも大きい物を被せてあります。
このようにすることによって同軸ケーブルのシールドにノイズが混入するのを防ぐことができます。またシールド部分からの不要輻射もかなり減らすことが出来ます。
埋めた銅板はこのような形になっています。
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コメント
いゃぁ、これでアンテナ系は完成ですね!!
これだけしっかりとしたアースは初めてみました。きっとインピーダンスが低くてノイズに効きそうなアースですね。
幅広銅板で引き出しているのも凄い!ですし、3軸同軸の設置方法も完璧ですね。
新しいタワーとアンテナ、随所にコダワリがあって、とても参考になります。FB DX
投稿: JI1ANI 福井 | 2006年10月29日 (日) 14時22分
福井さんありがとうございます。
今回はインターフェアー対策を出来る限りやるというコンセプトでやりました。
これ以外にも対策してますので、おいおい書いていく予定です。
投稿: JF1UVJ 水村 | 2006年10月29日 (日) 15時22分